内田信一教授のご退職に寄せて
内田信一教授におかれましては、2026年3月にご定年を迎えられ、ご退職されますことを心よりお祝い申し上げます。これまで本学、医学部、大学病院、さらには医療界の発展に多大なご貢献を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。
内田先生は2020年4月から2021年9月まで医学部附属病院長、その後2021年10月から2023年3月まで東京医科歯科大学病院長、さらに2023年4月から現在まで本学医療担当理事としてご尽力されました。病院長就任直後には歯学部附属病院との一体化検討や再整備計画を抱える中、新型コロナウイルス感染症への対応が急務となりました。先生は海外の情報を基に迅速に体制を整え、対策室設置や専用病棟の確保など初期対応を強力に主導されました。その的確な判断は本学の診療体制を支え、結果として都内最多のCovid-19患者を受け入れ、本学の社会的評価を大きく高められました。さらにこの危機下においても、2021年10月には歯学部附属病院との統合を実現されました。
コロナ後には物価高による病院経営悪化にも直面されましたが、冷静な分析と的確な対応は学ぶべき点に満ち、深く尊敬しております。私は2022年4月より歯系診療部門を統括する首席副病院長を務めておりますが、病院長時代より現在に至るまで多大なご指導を賜りました。先生は歯系診療部門への深いご理解を示され、長年更新されていなかった歯科用ユニットの計画的更新をご承認いただくなど、温かいご支援を賜りました。また、ご自身が先端歯科診療センターで診療を受けられ、患者の視点から率直なご助言をいただいたことにも感謝しております。
2024年7月にはゴルフにお誘いいただき、当時のCFO・廣川和憲先生、私の同級生で先生のクラブ後輩である海老原先生の4名でラウンドしたことは忘れがたい思い出です。伺っていた以上の素晴らしい腕前に感服いたしました。またぜひご一緒させていただければと存じます。
本学は昨年10月には東京工業大学との統合を経て東京科学大学として新たな時代を迎えました。退職後も先生の深い洞察に基づくご助言を賜れましたら幸甚に存じます。
最後に、今後ますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、感謝の気持ちを込めて祝辞とさせていただきます。
