内田先生、この度は御退官、誠におめでとうございます。
内田先生は「自分の人生は自分で切り拓くしかない」というご指導を貫かれていた様に思われます。内田先生の哲学は、「基礎研究」という本気のフィールドに立って初めてわかる部分も多かったと思いますので、それだけでも、基礎研究をやっていてよかったと、今振りかえって思えております。
最近の日本は、心なしか、本気になる事を少し躊躇する風潮があるように感じられます。しかしそれは、解釈を変えると、本気になれるだけの場所がないのかもしれません。内田教授は、「若い時は本気になって4年間しっかり研究しなさい」と、自身の100%の出力を発揮出来る場所を提供して下さいました。毎週月曜日に与えられた5分に全てを注ぎ、内田先生に少しでも面白い、と思ってもらいたいという一心で頑張る事ができましたし、その気持ちは今も、変わりがありません。
医局旅行の5月に、ゴルフを一度だけレイクウッドでご一緒させて頂きましたが、グリーンに乗った後でバックスピンがかかるショットを生で見た感動もさることながら、ご移動中も病棟の事をご心配されておられ、携帯を片時も離さずラウンドされていた内田先生の背中が脳裏に焼き付いています。
末筆ながら、教授に御就任された時から、ご退官まで一緒にお仕事をさせて頂き、光栄でした。研究だけでなく、病院長や理事もお勤めになられ、これまでのご功労に敬意を表し、感謝申し上げます。私は、内田先生の哲学を後進に伝えていくことが出来るように精進して参ります。
長い間ご指導を頂き、有難うございました。
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