未来を見据えたご指導に感謝申し上げて
このたびのご退官、誠におめでとうございます。
入局三年目に市中病院勤務を希望していた私に、大学での勤務の機会をお与えくださり、さらに大学院への道をご示唆いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
大学院では、最初の二年間に成果を得られず焦燥を覚えましたが、先生から「失敗を恐れず、自らのテーマを追究し、大きな仕事を目指すこと」を教えていただき、自由度の高い研究に挑戦する貴重な機会を頂戴いたしました。高額な試薬のご支援を賜り、緊張感の中で重ねた実験の日々は、最終的に学位論文へと結実し、その後の研究の原動力となりました。
さらに、先生のお力添えによりアクアポリン水チャネルの国際シンポジウムで登壇する機会を得られたことは、忘れ得ぬ経験です。世界の第一線で活躍する研究者と直接議論できたことは、私の視野を大きく広げる契機となりました。
先生は常に先を見据え、基礎・臨床研究に必要な視点や姿勢を示してくださいました。先生のご指導があったからこそ、現在も新たな研究に挑み続けることができております。これまで賜りました温かいご指導と多大なるご支援に、心より御礼申し上げます。先生の教えを胸に、今後も研究に邁進してまいります。
