メッセージ

石神 淳一

いしがみ じゅんいち

(2007年卒)

Johns Hopkins University  

内田信一先生ご退官に寄せて

本学を卒業後、初期研修を経て腎臓内科に入局し、大学病院に勤務することになったのは、2013年、卒後7年目のことでした。当時の私は、チーム医療の重要性を理解しておらず、自分本位の軽率な行動に走ることもありました。そのような私に対し、内田先生は諭し、私の過ちを指摘してくださいました。その時の思い出はいまだに鮮明に記憶に残っています。
 2014年に渡米し、研究生活を始めて今年で11年が経ちました。私自身が指導教官になり、学生やフェローを指導する立場になった今、当時、内田先生が私にしてくださったことの有難みを痛感しています。期待しないのであれば、心地よい言葉でその場をしのぎ、関係が終わるのを待つ方が楽だからです。
 留学を始めて以降、内田先生は常に私のことを励まし、挑戦し続けることをサポートしてくださいました。日本に一時帰国した際には、面談の時間を工面していただき、今後のキャリアについて多くの貴重なご助言をいただきました。長期間、医局のローテーションから外れている私を継続的にサポートし続けてくださったことに、心より感謝しております。
 内田先生が教授でおられる間に、まとまった直接の恩返しをすることは叶いませんでした。しかし、先生が遺された本学の医局と腎臓内科領域の発展に、いつか私自身が貢献できるよう、今後も努力を重ねていく所存です。そして、後日お会いした際に、内田先生が私に注いだエネルギーが無駄では無かったことを示すことが、私にできる最大の恩返しだと考えております。本当にありがとうございました。

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