内田先生、この度のご退官にあたり、心より御祝い申し上げます。
私は2007年に腎臓内科に入局し、2009年からは留学期間以外はずっと大学で働いてきました。その間、私の立場は医員、大学院生、教官、医局長など段々と変わっていきましたが、内田先生はいつも私の上司でした。先生との数多の思い出はとてもここには書ききれませんが、特に御礼を申し上げたいのは、米国に留学させて頂けたことです。
元々私は学生時代から海外留学が夢で、晴れて2016~18年に米国・ボストンに留学することができました。その夢を叶えられたのは、海外の研究室で受け入れてもらえるだけの研究の素養を内田先生が叩きこんで下さったことや、滞在に必須である奨学金獲得へのご支援などのお蔭です。
留学中、大学の先生方数名と共に、ボストンまで視察にお越し頂いたことも得難い思い出です。空港からホテルまで私の車でお送りしたり、研究報告会にご参加頂いたり、研究室をご案内したり、私のアパートに上がって頂いたりしました。中でも一番の記憶は、ディナーをご馳走になったことです。しかも家族まで連れてくるように、とのご厚意でした。
私 「Atlantic Fish Companyという評判のシーフードレストランを予約いたしました。」(下調べして満を持して選択)
内田先生 「ありがとう。ただ、滞在中の別の日に〇〇教授と行く予定の店もそこです。」
私は雷に撃たれたかと思いました。しかし、いつもリサーチカンファで「うまくいかなかったときの次のプランを常に頭に入れておけ」とご指導頂いていたため、すぐに第二プランのシュラスコレストランの予約を取り直し、家族共々、最高に美味しく楽しい食事となりました。
このように、東京ではあくまで仕事上の関係性しか築けていなかったところ、私の家族や生活の場まで内田先生にご覧頂くことになり、激励の言葉も頂戴し、先生との心の距離が縮まったように感じました。そして帰国してからは、研究だけでなく、大学人としての職務を全うする術を内田先生から学び取ろうと思うようになりました。特に、私の医局長時代には組織運営などの複雑な仕事についていつも指針を示して下さり、困った時に助言を頂いたことも数知れません。
先生、どうかこれからもご健勝で、我々を温かく見守って下さいますよう、お願い申し上げます。一人の門下生として、長年にわたり直接ご指導頂き、本当にありがとうございました。
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