メッセージ

菊池 絵梨子

きくち えりこ

(2003年卒)

医療法人社団「すこやか武蔵野」東小金井駅前こどもクリニック

内田信一先生の御退官に寄せて

この度、多大なるご指導を賜りました内田先生が、御定年退任を迎えられるにあたり、心よりお祝い申し上げます。

内田先生との出会い
私が内田先生と初めてお目にかかりましたのは2011年でした。当時、私は東京医科歯科大学(現・東京科学大学)附属病院にて小児腎疾患を学ぶ小児科医として勤務しており、基礎研究に挑戦したいと考えておりました。最高峰の研究室で学びたいという強い思いのもと、東京科学大学腎臓内科学教室の門を叩いた際、緊張で固まっていた私に対し、内田先生は「あなたにやる気があるなら大丈夫でしょう」と温かいお言葉をかけてくださいました。小児科からの大学院生の受け入れは初めてであったにもかかわらず、突然押しかけた私を受け入れてくださった先生の懐の深さには、今も深く感謝しております。振り返れば、当時の私は無鉄砲で、先生には多大なご心配をおかけしたのではないかと思います。

内田先生から学んだこと
内田先生のもとで過ごした4年間の研究生活は、私にとってかけがえのない経験となりました。リサーチ・カンファレンスでは毎回緊張の連続でしたが、研究の進捗について適切かつ時に厳しいご指導を賜り、先生の存在は常に畏敬の念を抱かせるものでした。また、私が大失敗を報告した際にも、ユーモアを交えて応えてくださったことに大変救われました。
日々の研究では目先の結果に囚われ、視野が狭くなりがちな私に対し、先生は常に「世界から見てどうか、未来を見据えた研究になっているか」という視点を与えてくださいました。そのご指摘は暗闇に灯る唯一の光のように、最後まで私を導いてくださいました。未来を見据えるという姿勢は、今もなお私の心の支えとなっています。

内田先生への感謝の言葉
内田先生からは、世界をリードする教室としての在り方、そしてそこに集う一人ひとりの人材をいかに育てるかという姿勢を学ばせていただきました。このような恵まれた環境で研究生活を送ることができましたこと、心より感謝申し上げます。
腎臓内科教授としてのご退任は一区切りではございますが、先生の歩みが止まることはなく、今まさに新たなステージへと進まれることと存じます。
これまでのご尽力に深甚なる敬意を表するとともに、今後のさらなるご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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