メッセージ

須田 伸

すだ しん

(1996年卒)

健正会 須田医院

大学院入学して良かったです!

内田信一教授の退官にあたり、心よりお祝い申し上げますとともに、感謝を述べさせていただきます。先生とは、私が大学院入学し指導教官となっていただいたことが始まりでした。武蔵野赤十字病院での年間180日オンコール体制に疲れ、長い医師人生だから4年位研究も経験してみるかと軽い気持ちで挑み(すみません)、顔パスのような入学試験で大学院入学しましたが、入学直後に先生の「学位をとるための研究でなく、歴史に残るような研究を」との言葉を聞き、とんでもない所にきてしまったと思ったのを覚えています。明らかに体力>知力の私は十分な結果を残すことはできませんでしたが、いつも的確な指示や研究方法を怒ることなく(呆れて怒る気もおきなかったのかもしれません)御指導いただき、また御自身も多忙の中、朝早くから研究を続けられている姿をみて、どんなに優秀であっても常に努力が必要でかつ結果が求められる研究の厳しさを知りました。先生が夏休み中にもかかわらず指示を仰ぐFax送ってしまい、返事がすぐには来ないだろうから少し休憩しようと思った矢先に、即座に詳細な指示が戻ってきた時には、肝を冷やしました。また大学院に入学したからこそ参加できたASNでの発表は、東京医科歯科大学腎臓内科の相手は国内でなく世界であることが実感され、恥ずかしながら自分もまたその一員であることに身が引き締まる思いでした。先生に御指導いただいた大学院での経験は、私にとってはかけがえのないものであり、卒業後の臨床においても生かされています。

私が東京医科歯科大学第二内科へ入局したきっかけは、出身大学の先輩である松村義裕先生に「須田、もっと視野を広げてみたほうが良いよ。世の中には凄い先生がいるから」と言われたことがきっかけですが、先生にお会いし御指導を受けて、その意味がわかった気がします。本当にありがとうございました。

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