メッセージ

岡戸 丈和

おかど ともかず

(1996年卒)

医療法人社団 聖水会 高山クリニック  院長

東京科学大学腎臓内科同窓会長、(旧)東京医科歯科大学病院血液浄化療法部 前准教授・部長

感謝感激雨あられ

内田信一先生、東京科学大学腎臓内科分野教授のご退任、誠におめでとうございます。大学病院で、医員・大学院生・助教・講師・准教授、そして医局長を含め約18年間にわたりご一緒に仕事をさせて頂いたことは自分の宝です。これまでのご指導に心から感謝を申し上げるとともに、自分が感銘を受けたいくつかのエピソードを振り返りたいと存じます。

自分は大学院時代、外勤に精を出す不良大学院生と化しておりました。そんな時に内田先生は「なぁ岡戸、これじゃあまずいだろう」と私の身を案じ優しく諭して下さり、関連病院の勤務を経て、臨床の楽しさを再発見することができました。

また若手医員が研究会で症例報告する際にも、上級医のカバーが抜けていることにいち早く気づかれ、「医員にもそして症例となっている患者さんにも申し訳ないと思わないのか」と叱咤激励して頂けたことは今でも良い思い出です。

そして学生教育においても、腎移植の経験もある透析患者さんが授業で講演される機会をつくられ、学生らに「我々教員が授業するより、ずっと君たちのためになる話です。何より患者さんの生の声を聞いて、君たちが医師になるために重要なものを手に入れてください」と話され、人として心の大切さを教えようとされていた姿がとても魅力的でした。

内田先生の懐の深さを示すエピソードはほかにもあります。大学時代、自分のポジションは宴会部長のようなものであり、研修医や学生から選ばれる教室になるためには、雰囲気作りには気を付けておりました。ネガティブな発言はネガティブな環境しか生みません。最悪なのは上司の悪口を言うことです。自分が医局長になった時に、「先生方のことを尊敬しており、若手の前で先生方の悪口を言うつもりはありません。ただしネタにして茶化すことはあります。お許しください!」と、怒られても仕方がないような直談判を内田先生にさせて頂きましたが、内田先生は笑顔で応えて下さいました。あの時の笑顔は今でも忘れられません。

ほかにも書ききれないたくさんの感謝感激雨あられのエピソードが頭の中でよみがえってきます。写真は自分が血液浄化療法部の部長になった時の血液浄化療法部の集合写真です。こうした臨床の現場にもサッと来て下さり、労いの言葉をかけて下さる姿も印象的でした。

内田先生、医師として人としての優しさをたくさん教えていただきました。本当にありがとうございました。ご健勝を心よりお祈り申し上げるとともに、引き続きご指導もなにとぞよろしくお願い致します!

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